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ベランダ防水|ウレタンとFRPの違いは?費用・特徴・選び方を解説

2026.10.07

ベランダの床が色あせてきたり、表面にひび割れのようなものが見えたりすると、「そろそろ防水工事が必要なのかな?」と気になりますよね。

いざ防水工事を調べてみると、「ウレタン防水」と「FRP防水」という名前を目にすることがあります。

どちらもベランダやバルコニーで使われる防水工法ですが、材料や特徴には違いがあります。

先に結論をお伝えすると、複雑な形状にも対応しやすいのがウレタン防水、硬く強度のある防水層をつくるのがFRP防水です。ただし、どちらが適しているかは既存の防水層や建物の構造、下地の状態によって変わります。

今回は、2つの防水工法の違いや選び方、ベランダの劣化で確認したいポイントを、ペイントホームズ名古屋西店が分かりやすくご紹介します。

ウレタン防水とFRP防水は何が違う?

ウレタン防水とFRP防水は、どちらもベランダなどの床面に防水層をつくり、雨水が建物内部へ入り込むのを防ぐための工法です。

大きな違いは、使用する材料と防水層の性質にあります。

2つの工法の特徴

ウレタン防水:液状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層をつくる工法。複雑な形状にも施工しやすいことが特徴です。

FRP防水:樹脂とガラス繊維の補強材を組み合わせて防水層をつくる工法。硬く、強度のある仕上がりが特徴です。

一見すると仕上がりが似ている場合もありますが、建物の動きへの追従性や施工方法には違いがあります。

そのため、見た目だけで判断せず、現在どのような防水工法が使われているかを確認することが大切です。

ウレタン防水の特徴|複雑な形状にも対応しやすい工法

ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を塗り重ね、継ぎ目の少ない防水層を形成する工法です。

床面だけでなく、立ち上がり部分や細かな形状の場所にも施工しやすいため、住宅のベランダや屋上などで広く使用されています。

ウレタン防水の施工イメージ|ローラーで防水材を塗布する様子
▲ ウレタン防水の施工イメージ

ウレタン防水のメリット

ウレタン防水は、液状の材料を使用するため、入り組んだ形状や設備の周囲などにも対応しやすい工法です。

また、既存の防水層の状態によっては、撤去せずに改修できる場合もあります。既存下地との相性や施工条件を確認したうえで工法を選ぶことで、工事内容を検討しやすくなります。

ウレタン防水の注意点

ウレタン防水では、材料を均一な厚みに施工することや、工程ごとの乾燥・硬化時間を守ることが大切です。

また、使用する工法によって施工手順が異なります。下地に含まれる水分が問題になる場合には、通気緩衝工法などを検討することもあります。

単に防水材を塗ればよいというわけではなく、下地の状態に合わせた施工が重要になります。

FRP防水の特徴|硬く強度のある防水層が特徴

FRP防水は、樹脂とガラス繊維マットなどの補強材を組み合わせて防水層を形成する工法です。

FRPとは、繊維強化プラスチックのこと。軽量で強度があり、一般住宅のベランダやバルコニーにも使用されています。

FRP防水の施工イメージ|ベランダ床面に塗材を塗布する様子
▲ FRP防水の施工イメージ。床面に塗材を塗布している様子です。

FRP防水のメリット

FRP防水は、硬く強度のある防水層を形成できるため、人が歩く機会のあるベランダにも適しています。

施工条件が整っていれば、比較的短い工期で仕上げられることも特徴です。

ただし、工事に必要な日数はベランダの広さや下地補修の有無、天候などによって変わります。

FRP防水の注意点

FRP防水は硬い防水層をつくる一方で、下地の大きな動きへの追従性には注意が必要です。

建物の構造や床面の広さ、下地の状態によっては、ほかの防水工法が適している場合があります。

既存の防水層がFRPだからといって、傷みの程度を確認せずに同じ工法で重ねればよいとは限りません。ひび割れや浮き、下地の状態を確認したうえで施工方法を判断します。

ウレタン防水とFRP防水、どちらを選べばいい?

ご自宅のベランダに合う防水工法を考えるときは、材料の特徴だけでなく、現在の防水層と下地の状態を確認することが大切です。

例えば、設備が多く複雑な形状の場所では、液状の材料を使用するウレタン防水が検討されることがあります。

一方、一般住宅のベランダでは、硬く強度のあるFRP防水が採用されることもあります。

ただし、「狭いベランダならFRP」「広ければウレタン」と面積だけで決まるわけではありません。

既存の防水層、下地の動き、排水の状態、求める仕上がりなどによって、適した工法は変わります。

ワンポイント|今と同じ防水工法が適しているとは限りません

ベランダの防水改修では、現在の防水層を活かせるか、撤去が必要かによって工事内容が変わります。「今の防水がFRPだから次もFRP」と決めるのではなく、下地の状態や補修内容を確認してから工法を選ぶことが大切です。

ベランダ防水の劣化はどこを確認する?

防水工事を考えるきっかけになるのが、ベランダ床面の色あせや表面の剥がれ、ひび割れなどです。

また、床面だけでなく、排水口まわりや壁との取り合い部分も確認しておきたい場所です。

こちらは、実際の現地で撮影したベランダ床面の劣化状況です。

ベランダ床面の劣化状況と排水口まわりの汚れを確認した現地写真
▲ 実際の現地で確認したベランダ床面の劣化状況。排水口まわりもあわせて確認します。

写真では、床面の表面に色むらや傷みが見られ、排水口付近には汚れや落ち葉などがたまっています。

このような状態を確認した場合、防水層がどの程度傷んでいるのか、排水が妨げられていないかなどを調べます。

ただし、表面が白っぽくなっていることや汚れがあることだけで、防水層が破損しているとは判断できません。トップコートの劣化なのか、防水層まで傷んでいるのかを見極める必要があります。

こんな症状があれば状態を確認しましょう

  • ベランダ床面の色あせや表面の剥がれ
  • 床面や立ち上がり部分のひび割れ
  • 防水層の浮きや膨れ
  • 雨のあとに水が長く残る
  • 排水口付近に落ち葉や土がたまっている
  • ベランダ下の天井などに雨染みがある

特に、ベランダ下に雨染みが見られる場合は、表面の塗り替えだけで対応できないこともあります。

防水層だけでなく、排水口や壁との接合部なども含めて確認することが大切です。

トップコートの塗り替えと防水工事は違う?

ベランダの床面が色あせてきたとき、「上から塗り直せば大丈夫なのでは?」と思われる方もいらっしゃいます。

ここで知っておきたいのが、トップコートと防水層の違いです。

トップコートは、防水層の表面を紫外線や摩耗などから保護するために塗る仕上げ材です。

一方、防水層は雨水の侵入を防ぐ役割を担っています。

防水層に問題がなく、表面のトップコートだけが劣化している場合には、適切な下地処理を行ったうえでトップコートの塗り替えを検討できることがあります。

しかし、防水層そのものにひび割れや浮きなどが発生している場合、表面だけを塗り替えても必要な防水性能を回復できるとは限りません。

そのため、見積り前には「今回はトップコートの塗り替えなのか、防水層の改修なのか」を確認しておくと、工事内容を理解しやすくなります。

ウレタン防水とFRP防水の費用差は何で決まる?

ウレタン防水とFRP防水では、使用材料や工程が異なるため、工事費用に差が出ることがあります。

ただし、防水工事は単純に1㎡あたりの材料費だけでは比較できません。ベランダが小面積の場合は、最低施工費や下地補修費が工事全体に占める割合も大きくなるためです。

たとえば、同じ広さのベランダでも、既存防水層の撤去や下地補修が必要な場合と、既存の防水層を活かして施工できる場合とでは、工事内容が変わります。

さらに、排水口まわりの補修、立ち上がり部分の施工、室外機など設備への対応によっても費用は変動します。

そのため、金額の目安を知りたい場合も、既存の防水層や工事範囲を確認して見積りを取ることが現実的です。ウレタン防水とFRP防水のどちらが安いかは、工法名だけでは判断できません。

見積りで確認しておきたい内容

  • 採用する防水工法とその理由
  • 既存防水層を残すか撤去するか
  • 下地補修やひび割れ補修の範囲
  • 床面・立ち上がり・排水口まわりの施工範囲
  • トップコートの施工内容
  • 工期と保証内容

安さだけで選ぶのではなく、何をどこまで施工する見積りなのかを確認することが、納得できる防水工事につながります。

実際のベランダ防水工事もご紹介しています

防水工法の違いが分かったら、実際の工事がどのように進むのかも気になるところではないでしょうか。

名古屋西店では、ベランダの床面や立ち上がり部分の防水工事の様子もご紹介しています。

工法の特徴だけでなく、施工する場所や仕上がりを確認したい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ|ベランダ防水は既存の状態に合わせて選びましょう

ウレタン防水とFRP防水は、どちらもベランダなどを雨水から守るための工法ですが、それぞれ異なる特徴があります。

ウレタン防水は複雑な形状にも施工しやすく、FRP防水は硬く強度のある防水層を形成できる点が特徴です。

一方で、防水工法を選ぶ際には、現在の防水層や下地の状態を確認することが欠かせません。

床面の色あせが気になる場合でも、トップコートの塗り替えで対応できるのか、防水層の改修が必要なのかによって、工事内容は大きく変わります。

ペイントホームズ名古屋西店では、愛西市・津島市・稲沢市・弥富市・あま市などの地域で、外壁塗装や屋根塗装とあわせた防水工事のご相談も承っています。

「ベランダの表面が剥がれてきた」「床面にひび割れがある」「防水工事の種類が分からない」といった場合も、現在の状態を確認するところからご相談いただけます。

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