目地部分と外壁部分の色を分けて塗装する施工方法をダブルトーン工法と言います。色分けをすることで、立体感のあるお家に仕上がります。

タイルやレンガ模様のお家を塗装する時、単色塗りだとその良さがなくなってしまいます。築年数がそれほど経っていなかったり、劣化があまり見られない場合はクリア塗装で模様を維持できますが、築年数が数十年経っていたり、ひび割れなどの劣化が見られる場合はクリア塗装ができない可能性があります。「タイルやレンガ模様を消したくないけどクリア塗装ができない」なんてこともあるでしょう。そういう時におすすめな塗装方法が「ダブルトーン工法」です。

ひび割れなどの劣化があってもダブルトーン工法なら塗装可能です。ダブルトーン工法に向いている外壁材は凹凸のある窯業系サイディングです。目地がなく、外壁が平の場合は、ダブルトーンにできないことがあります。

ダブルトーン工法で注意が必要なのは、施工費用です。単色塗りの場合3回塗りを行いますが、ダブルトーン工法の場合は4~5回塗りです。目地部分と外壁部分の色を分けて塗装する必要があるからです。工程が増える分、手間がかかり、費用も上がります。しかし、大きな差があるというわけではありません。相見積もりを取って、ダブルトーン工法の相場をしっかり確認することが大切です。