金属系サイディングでできた建物を塗装するときに、サビを防ぐために錆止め塗料を使用します。サビは空気に含まれる酸素と水が混ざり合って発生します。錆止め塗料は、サビの発生を防ぐ効果を持っています。
サビを防ぐために錆止め塗料は一番最後の上塗りとして使用すると思われている方もいるでしょう。しかし、錆止め塗料は、下塗りとして使用します。ケレンなどで古くなった塗膜やサビを削り、表面を綺麗にした後、錆止め塗料を塗布します。錆止め塗料は、色がいくつかあるので、下地の色や光の反射を考えて、選びましょう。
錆止め塗料には、大きく分けて2種類あります。
油性系とエポキシ樹脂系です。近年では、後者のエポキシ樹脂系が多く使用されています。油性系と比べて、乾燥時間が短いことと、耐久性、防錆性に優れているという特徴を持っています。ただ、紫外線に弱いので、温度変化に気を付けなければなりません。
錆止め塗料は、金属系サイディングだけでなく、屋根（トタン・ガルバリウム鋼板など）や付帯部分（樋・水切り・雨戸・シャッターボックスなど）でも使用できます。主にサビが発生しやすい【鉄部】に使います。
お家に鉄部が含まれていないか、サビは発生していないかを一度チェックしてみてください。
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